マスターズ・トーナメントは伏兵ザック・ジョンソン(米国)のメジャー初制覇で幕を閉じた。ツアー2勝目がビッグタイトルとなったジョンソン。歴戦の名手たちがこれほど苦しんだのか。舞台オーガスタ・ナショナルGCは、用具類の進歩に伴う飛距離の伸びへの対応策としてコース改修を重ね、6年前に比べて全長は460ヤードも延びた。
乾燥した気候でグリーンが硬くなった上、難しいピン位置も重なって影響が大きく出た。飛ばすだけがマスター(名手)じゃないという訳だが、ある意味真実だと思う。攻撃型バーディーラッシュで追いかける選手・展開が会っても良いし、凌いで凌いでスコアキープする選手・展開があってもゴルフはおもしろいのだから。
平均スコアは過去4番目に悪い75.88
タイガー・ウッズ(米国)でさえアンダーパーの日がなかった。イーグルが、1日で10も記録された。改修に批判がある中で、ビリー・ペイン大会会長は「数年ですぐまた改修することはないが、競争力を高めるためにはあり得る手段」と語ったそうだ。